白内障手術

白内障手術

白内障とは

白内障は加齢による罹患が多く、罹患率も年齢とともに高くなっています。視界がかすんだり視力が低下する症状ですが、眼の中の水晶体が濁り、光がその奥の網膜に届きにくくなっている疾患です。

白内障の症状は?
  • 視界がかすんで見える
  • 視力が落ちた
  • 光が眩しく思う
  • 明るさによって見え方が変わる

加齢が原因での白内障が多いのですが、それ以外にも先天性やアトピー性、外傷性、ぶどう膜炎などによる併発性、ステロイド薬使用による薬剤性などで白内障となることもあります。

白内障の症状

加齢が原因での白内障が多いのですが、それ以外にも先天性やアトピー性、外傷性、ぶどう膜炎などによる併発性、ステロイド薬使用による薬剤性などで白内障となることもあります。

見え方が生活に支障をきたす程度になった場合は
白内障の手術治療をお考えください。

白内障の治療

白内障によって見えにくくなったと自覚があれば手術をご相談ください。隅角が狭い(閉塞隅角緑内障等)場合は、 視力の低下がなくてもが白内障手術により隅角が広がりますので、早めの手術が望まれます。
白内障の手術は点眼あるいはテノン嚢下による局所麻酔のあと、超音波を使い濁った水晶体を破砕吸引し、水晶体嚢を残したまま眼内レンズを挿入します。当院では、創口(きずぐち)を小さくし、安定した手術を行うため、ほぼ全例で小切開白内障手術を行っております。
手術時間は約10分弱で、手術中や術後もほとんど痛みを感じることはございません。短時間の手術ですので、9割以上の方は点眼麻酔のみで手術を行っております。

当院では、「いかに患者様が安心して手術を受けていただけるか」を重視しております。日常とそれほど変わらない状態でリラックスして受けていただければ幸いです。手術前の食事も抜かなくて結構ですし、日常内服しておられるお薬も、いつも通りに内服していただければと思います。

眼内レンズは単焦点レンズが一般的ですが、角膜乱視が強い方にはトーリックレンズの使用も可能です。
白内障手術後も眼鏡が必要になることが多いですが、多焦点眼内レンズ(保険適用外)なら、手術後に眼鏡を使用頻度する機会を少なくすることも期待できますのでご相談ください。

眼科手術の中でも白内障手術は安全な手術の中に入るものの、1%以下の発生率で後嚢破損、チン小帯断裂などにより眼内レンズが挿入できない、手術後の感染などで視力が低下する、また再手術が必要になることもあります。
また患者さまによっては、60分程度の手術時間を要することがあります。

日帰り手術の流れ

手術前検査

1 手術前検査

問診、視力、眼圧検査を行い、診察室で眼科検査を行います。 手術に同意いただいた患者さまには、当日もしくは後日の予約検査にて、手術前の眼軸長、角膜内皮検査など手術前検査を行います。 手術の説明、手術時に注意事項も確認いただきます。
手術前の必要に応じては(一般的な採血検査、全身疾患の問診、服薬内容など)かかりつけ、もしくは当院からの紹介による内科での受診もしていただきます。

手術当日~ご来院~

2 手術当日~ご来院~

手術の予定時間の約1時間前に来院いただきます。
※手術の順番によって来院時間、退院時間は異なります。来院時間を調節したい方はご相談ください。

点眼・状態の確認

3 点眼・状態の確認

来院後は血圧測定を行い、全身の状態を確認します。手術前に点眼などの準備を行った後、回復室にてお待ちいただきます。 散瞳薬という瞳を大きく広げる薬や抗生物質の点眼を繰り返し、準備を進めていきます。

手術

4 手術

手術の準備が整ったら手術室に入室していただきます。点眼麻酔・洗眼・消毒のうえ、 ドレープをかけ、手術を開始します。

手術室内の空調管理について

手術室内は空気清浄度や圧力も含めて細かく管理。安全で信頼性のある空気を供給することで感染リスクの低減や衛生環境の向上に配慮しています。

手術終了

5 手術終了

白内障手術の場合はおおよそ5分から10分弱の手術となります。緑内障手術の際は術式によって手術時間は異なります。手術の後は、回復室でお休みいただきます。

術後の検診

6 術後の検診

手術眼は眼帯をしたままご帰宅していただきます。翌日の再診によって術後状態の検査を行い、 術後の点眼を開始します。

手術後の生活について

帰宅後の当日はお風呂には入らないでください。
お食事の制限は特にありませんが、抗生剤を飲んでいただきます。

定期検診

7 定期検診

手術後翌日、2~3日後、1週間後、2週間後、4週間後程度の頻度で白内障手術の定期健診を行います。 眼の状態が落ち着いてくれば、必要に応じて眼鏡を新しくしていただきます。
数ヶ月から数年後に水晶体後嚢が混濁し、後発白内障をおこすこともあり、そういったケースではYAGレーザーにより後発白内障後嚢切開術を行います。
YAGレーザーは外来での点眼麻酔によって約5分で行なうことができます。