かなもり眼科ブログ

2020年日本眼科学会総会

日本の眼科学会の総会である、日本眼科学会総会(2020年)にて、低侵襲緑内障手術(MIGS)である、マイクロフックロトミーについて発表を行いました。マイクロフックロトミーは従来の線維柱帯切開術を眼内から行うことができる画期的な手術と考えます。自院での施行例に加え、院長による兵庫県内の他4施設で手術を執刀した症例について術後1年以上経過を追えた手術成績について検討を行いました。単に何例の手術を執刀しました、という報告はそれほど未来につながるものではなく、手術成績に関して正確に考察することは、自己評価も含め今後の発展のためもに重要と考えています。今回の検討では、フックロトミーは10分以内の低侵襲手術が可能であり有意義な成績であった半面、術式の性質上、10%程度の症例でさらなる緑内障手術も必要であったこともわかりました。同様の内容は日本眼科手術学会シンポジウムでも発表しました。緑内障手術のさらなる向上、発展のため、考察と研鑽を進めて参ります。患者様のご紹介をいただいた諸先生方に改めて感謝申し上げます。

2月9日 アイライト協会「ガイドヘルプ講習会」

2/9、神戸アイライト協会で開催された「ガイドヘルプ講習会」に当院のスタッフ3名で参加しました。ガイドヘルプとは、目の見えにくい人の歩行介助を行うことです。

当日の参加者、二人一組でペアになり、実際にアイマスクをつけた状態での歩行体験、介助などを行いました。歩行の応用では、狭いところを通るとき、座席誘導、階段での手引きを行い、目の見えにくい方が歩行の際にどういったところに困るのかを知ることが出来ました。

当院では、これらの経験を生かし、視力検査や視野検査の結果も確認することで、安全な歩行介助を行うことを心掛けます。

ガイドヘルプ2

受付T

12月14日 緑内障治療アップデート

エイベリス勉強会ブログ用

12月14日、ANAクラウンプラザホテル神戸「緑内障治療アップデート」

当院長が講演され、眼圧下降効果のある緑内障治療薬、”エイベリス点眼薬”の魅力と実際の成績などについてお話されました。

会場には70人近くの眼科医師が来場され、エイベリス点眼薬についての意見交換が行われました。当院では、緑内障治療のアップデートを欠かさず、患者さんにとってよりよい治療を行います。

 

視能訓練士W

10月26日 臨床眼科学会

rinngann inntyo

10月26日(土)、京都国際会館で行われた第37回臨床眼科学会に参加しました。

インストラクションコースでは、当院長による講演が行われました。

「症例呈示」というテーマで、講演に来場されたたくさんの医師とともに緑内障症例を供覧し、

治療方法の選択などについて語られました。

本学会では、緑内障、網膜硝子体疾患、斜視弱視などについて幅広く学ぶことが出来ました。

知識をアップデートし、今後の臨床に生かします。

視能訓練士W

8月23日 ドライアイ治療の点眼薬についての勉強会

ムコスタ勉強会

8月23日、ドライアイ治療の点眼薬についての勉強会を行いました。

ドライアイとは、さまざまな要因により涙の安定性が低下する疾患です。

その病態はさまざまで、①涙の量が減少している、②涙の質が低下している などです。

検査でこれら①②を区別することは難しく、一度点眼薬を使っていただき、効果がなければ種類の変更を検討します。

ドライアイの点眼薬で効果を感じられない場合は、スタッフ・医師へご相談下さい。

視能訓練士 W

5月31日 院内勉強会

視力勉強会

5月31日、院内で「視力検査&屈折矯正について」の勉強会を行いました。

視力検査で気を付けるべき点や、屈折異常(遠視・近視・乱視)について、屈折矯正の手順などについてお話しました。今後もスタッフ皆で知識を深め、検査が正確に行えるように努めます。

視能訓練士 W

5月30日 眼科治療~management conference

眼科治療カンファレンス

5月30日、第3回 眼科治療~management conferenceへ参加しました。

その中で、当院長による講演も行われました。「OCTからみる視神経症」というテーマで、

視神経症など、さまざまな疾患をOCTで鑑別できることが分かり、とても勉強になりました。

普段の外来でも、OCTを撮影するだけではなく、撮影画像を見て、少しでも変化に気づけるようになりたいと思いました。

受付・検査員T

5月18日 日本視野画像学会

視野学会

 

2019年5月18日、大阪で開催された日本視野画像学会に参加しました。ランチョンセミナーでは、当院長が講演されました。「前視野緑内障 診断を語る」というテーマで、緑内障に見えるが実はそうではない症例の診るべきポイントなど、OCT画像も供覧しながらわかりやすく解説されていました。

また当学会に参加し、緑内障診療にとって大事な視野検査についても理解を深めることができました。

視能訓練士 W