手術室のクリーン度

クリーンルームとは、空気中の塵やごみ、細菌を取り除く空調設備を備えた部屋のことで、クラスとは、空気中の微粒子がどの程度少ないかを示す清浄度の単位です。当院の手術室は、大学病院と同等クラス以上のクリーンルームを維持するため、高度なHEPAフィルターの空調を設置しております。HEPAフィルターで濾過された清潔な空気だけが手術室内を換気することにより、良好な清浄度が確保できるようになっています。また、微差圧ダンパを採用し、常に陽圧換気を行い、外部の空気が流入しないように施行されています。また、機材の滅菌を行う手術準備室も手術室と同様のクリーン度を保つことができるよう設計されています。

クリーン度の簡易測定を行いました。手術室と手術準備室は、測定値が0で、微粒子がほぼ存在しないことを示しており、クラス100より高い空気清浄度を保っていることがわかります。当院の手術室は感染症予防のため大規模なクリーン装置を備えており、とても良い結果がでたものと考えます。一般的な手術室はクラス10000とされています。

クリーン度