抗ウイルス対策

新型コロナウイルス対策として、院内の各所・機器を抗ウイルス加工を施行してもらいました。また、エアコンにウイルス捕集フィルターを設置しました。すこしでも感染対策になればと思います。

IMG_1782 2.HEIC
IMG_1783 2.HEIC

緑内障に関する講演

2021年129-31日 第44回眼科手術学会総会にて、緑内障に関する下記のリモート講演を行いました。

シンポジウム9「チューブシャント手術〜私(俺)のこだわり〜」

インストラクションコース6「症例から学ぶ緑内障診療」

インストラクションコース15「再考 緑内障手術:消えゆくもの・これからのもの」

 

2020年手術業績

2020年1月から12月の院長の手術統計をまとめました。

(当院:明石のかなもり眼科クリニック)

白内障手術(水晶体再建術)432件(内、当院393件) でした。

そのうち、感染症は0件でしたが、過熟白内障およびチン支帯断裂のための後嚢破損が1件あり、後に眼内レンズ縫着を当院で施行しました。

緑内障手術(線維柱帯切開術・線維柱帯切除術等)は190件(内、当院97件)でした。

線維柱帯切開術として、低侵襲緑内障手術であるマイクロフックロトミーを全例で施行しています。

全ての緑内障手術の術式を当院では施行していますが、手術をしない方の目の視機能が悪く、術後日常生活をしづらい方は入院できる病院にて入院(兵庫県下に5つあります)いただき、院長が手術をさせていただいています。

その他、当院では

その他の顕微鏡下手術(斜視、翼状片等)51件

網膜レーザー・緑内障レーザー・後発白内障レーザー手術 計237件

2017年開業後からかなもり眼科クリニックでの手術総件数は2224件となりました。

2020年の硝子体注射は71件でした。

自動精算機の導入

会計待ち時間の解消と新型コロナウイルス感染症予防のために、自動精算機を導入しました。機械に不安がある方はお手伝いしますのでご遠慮なくお申し出ください。IMG_1404

緑内障点眼薬の治験

当院では緑内障点眼薬の治験を行っています。

治験とは、おくすりが国に認可されるために科学的に調べる方法です。製薬会社が「治験」の結果をもって厚生労働省に申請し、薬として承認されてはじめて、多くの患者様に使うことができます。当院は今回の治験の参加施設として認定されました。ご興味のあるかたはご相談ください。

参加条件は上記以外にも細かい規定があるために、ご希望に添えないことがございます。

ベストドクターズに選出されました。

院長 金森章泰が、米国ベストドクターズ社から、医師同士の評価によって選ばれる“The Best Doctors in Japan 2020-2021″に選出されました。緑内障診断・緑内障手術、白内障手術に関してだと思われます。「自分の大切な人を託すことができる医師」として、同じ医師の皆様からご支持、ご評価頂けたことを大変有難く感じております。 今後もこの信頼にたがわぬ医療を提供し続けられるよう、誠意努力してまいります。

ベストドクターズ社は米国に本拠を置き、世界各国で病状に応じた適切な治療やセカンドオピニオン取得のための名医紹介などを行っている会社です。
ベストドクターズ社の名医選出方法は、医師に「自己または家族の治療を、自分以外の誰に委ねるか」という観点で、他の医師の評価を伺います。治療能力、研究結果、最新医療情報への精通度などを考慮した上で、一定以上の評価を得た医師を名医(Best Doctors)と認定するというものです。2020年3月現在、日本で認定されている医師は全ての診療科で約6,500名です。

ベストドクターズ公式サイト:http://www.bestdoctors.jp

ベストドクターズ2020

 

2020年5月22日WEB講演会

「今だからこそ考えたい緑内障の治療継続」と題して、WEBセミナーで講演しました。800名以上の眼科の先生が聴講されたそうです。

WEB

2020年日本眼科学会総会

日本の眼科学会の総会である、日本眼科学会総会(2020年)にて、低侵襲緑内障手術(MIGS)である、マイクロフックロトミーについて発表を行いました。マイクロフックロトミーは従来の線維柱帯切開術を眼内から行うことができる画期的な手術と考えます。自院での施行例に加え、院長による兵庫県内の他4施設で手術を執刀した症例について術後1年以上経過を追えた手術成績について検討を行いました。単に何例の手術を執刀しました、という報告はそれほど未来につながるものではなく、手術成績に関して正確に考察することは、自己評価も含め今後の発展のためもに重要と考えています。今回の検討では、フックロトミーは10分以内の低侵襲手術が可能であり有意義な成績であった半面、術式の性質上、10%程度の症例でさらなる緑内障手術も必要であったこともわかりました。同様の内容は日本眼科手術学会シンポジウムでも発表しました。緑内障手術のさらなる向上、発展のため、考察と研鑽を進めて参ります。患者様のご紹介をいただいた諸先生方に改めて感謝申し上げます。

ライカート Ocular Response Analyzer (ORA) G3の導入

ライカート社のOcular Response Analyzer (ORA) G3を導入しました。ノンコンタクトトノメーターの一種で、角膜ヒステレシスを測定できる唯一の機器です。角膜ヒステレシスは、角膜の剛性を示す値のことであり、ヒステレシスが低い人は緑内障が進行しやすいことがガイドラインでも指摘されています。緑内障進行の危険因子の発見につながります。

IMG_1275